米沢市は山形県の最南端に位置し、山形県の母なる川「最上川」の源である吾妻連峰の裾野に広がる米沢盆地に位置し福島県と県境を接しています。 周囲が吾妻連峰などの山々で囲まれ、恵まれた自然環境のもと、美味しい食材で溢れた自然の恵みの豊かな町です。

　本市の工業都市としての発展は、およそ200年前に上杉鷹山が殖産振興のために奨励した米沢織物に端を発しており、本市の繊維産業は現在に至るまで、高度な織物技術と高い品質を誇る製品の生産により、国内外から高い評価を得ています。
　一方、第二次世界大戦を機にした疎開企業の集積や、工業再配置促進法の誘導地域に本市が指定されたことにより、昭和53年には国内初の中核工業団地である米沢八幡原中核工業団地が整備され、企業立地が進展しました。 その後、産業形態が電機・機械へと変化したことや、平成12年には米沢オフィス・アルカディアが分譲を開始するなどしたことから、本市は東北有数の工業集積地となりました。

　また、本市に立地する国立大学法人山形大学は、これまで高分子及び材料科学分野において、世界有数の研究実績があり、現在では、特に有機エレクトロニクス関連において、世界中から卓越した研究者を招聘し、基礎研究から産業化に至るまでの 研究開発拠点を形成しています。
　有機エレクトロニクス関連以外でも、バイオ・生命化学や電子情報通信関連、ロボティクス・機械工学等の分野において、最先端の研究シーズを有しており、多くの研究者の集積が図られ、日々研究開発が進められています。